産地の物流を、「勘」から「数字と証拠」へ。
1 枚のカルテで、輸送・鮮度・補助事業までを一度に診断する。
※ 本カルテは実案件データ(匿名化済み)に基づく診断サンプルです。
対象:産地/生産者団体/物流事業者/自治体
南西諸島A島では、テッポウユリ・グラジオラス・キク・ソリダゴ・トルコキキョウ・オリエンタル系ユリなどの切花が、本土経由ルートで首都圏をはじめとする消費地市場へ日々送り出されている。

切花の梱包・出荷作業(写真はイメージです)
A島花き農協が年間104,185バンドを運ぶ南西諸島A島・花きの物流現場を、積載効率+5.1%/鮮度保持約5日からの延伸検証/電気コストの(R7.10)見積比較まで数値化し、農林水産省の認定計画にまで結実させた実例です。
※ 参考:鮮温コンテナ実証区の電気使用料 28,350円/対照区(通常冷蔵コンテナ)60,690円(いずれも21日間・R7.10見積)
掲載数値はすべて実測・見積の確定値。推測値を用いる場合は必ず「試算」と明記し、前提を添えます。
現場写真・温度記録・運賃表・出荷実績・既存Excel/PDFをお預かりすると、下記7ブロックのカルテ1冊に仕上がります。設備投資の判断も、取引先との交渉も、勘ではなく「数字」で進められる状態にすることが目的です。
→ 次ページ以降(P5〜P11)で、この7ブロックを1つずつ開示します。

※ イメージ:診断カルテ現物の体裁
A島JAとA島花き農協の切花は、港・空港から本土経由ルート/離島中継ルートで首都圏大手花き市場C社・東北の生花卸D社へ流れる。船便・航空混載・欠便リスクは、常に物流の上流に存在する。
船便・航空混載は積載枠が限られ、天候不順による欠便が生じると本土経由ルート・離島中継ルートとも輸送が丸ごと止まる。欠便リスクは常に上流(港・空港〜中継)に存在し、物量確保と鮮度保持の双方に影響する。
| 集出荷団体 | 月間バンド数 | 出荷回数 | 平均バンド数(回あたり) |
|---|---|---|---|
| A島JA | 2,338 バンド/月 | 13 回 | 180 バンド/回 |
| A島花き農協 | 6,302 バンド/月 | 13 回 | 485 バンド/回 |
※ 上表は2025年1月期実績。品目:テッポウユリ・グラジオラス・キク・ソリダゴ・トルコキキョウ・オリエンタル系ユリ / A島花き農協の年間輸送量は104,185バンド・年間出荷日数182日(R6.3〜R7.2実績、本土経由ルート)
生産量の低下と天候状況の変化により、遠方消費地への定期輸送の物量確保が難しくなっている。産地での鮮度保持期間は現状約5日にとどまり、天候不順による欠便リスクと積載効率の低下が、輸送コストの相対的増加と販売利益率の低下を招いている。1回あたり平均665バンドの積載には、まだ伸びしろがある。
※ 出典:A島花き農協 年間輸送実績(R6.3〜R7.2)/2025年1月期 出荷実績(A島JA・A島花き農協)
| 課題 | 内容 |
|---|---|
| 物量確保 | 生産量の低下と天候状況の変化により、遠方消費地への定期輸送の物量確保が困難になっている |
| 鮮度保持 | 産地での鮮度保持期間は現状約5日。延伸できる余地の検証は次ブロック以降の実証計画で扱う |
| 欠便リスク | 天候不順により船便・航空便の欠便が発生し、輸送計画の安定性を損なっている |
| 積載効率 | 1回あたり平均665バンド(JA180+花き農協485)。積載効率には伸びしろがある(改善試算は次頁) |
認定計画の目標は輸送1回あたり積載665→699バンド(+5.1%)・島全体の切花出荷日量+5%。鮮温コンテナの電気使用料は21日間28,350円と対照区60,690円の約53%減に収まった。
| 区分 | 現状(R6実績) | 目標(R10) |
|---|---|---|
| A島JA | 180 | 189 |
| A島花き農協 | 485 | 510 |
| 合計 | 665 | 699(+5.1%) |
| 区分 | 電気使用料 |
|---|---|
| 鮮温コンテナ実証区 | 28,350円 |
| 対照区(通常冷蔵コンテナリース+電気) | 60,690円 |
| 差 | 約53%減 |
※ 積載数・出荷日量は食料システム法に基づく流通合理化事業活動計画(2026年1月認定)のKPI目標値。電気使用料はR7.10見積・21日間の比較値。金額換算はこの見積比較から導ける範囲に限定した。
DENBA鮮温コンテナと通常の冷蔵コンテナ(リース+電気)を、電気コスト・温度帯・適用条件・実証実績の4軸で横並びに比較する。技術ありきではなく、条件に合うものを選ぶための一覧である。
| 比較軸 | DENBA鮮温コンテナ | 通常冷蔵コンテナ(リース+電気) |
|---|---|---|
| 21日間 電気使用料 |
28,350円 実証区・R7.10見積 |
60,690円 対照区・R7.10見積 |
| 温度帯 | 2℃設定で実証済み。1℃・0℃のより低温域は本実証で検証予定 | 2℃設定で対照区として同時実証 |
| 適用条件 | 初期リース条件・設置スペース(個別見積) | 導入・運用条件は事業者ごとに異なる |
| 実証実績 | 予備実証(2025年2〜3月・21日間・グラジオラス/テッポウユリ)は品質検証(有意差なし・品種間差のみ)。電気使用料はR7.10見積による試算 | 同一期間・同一条件の対照区。電気使用料はR7.10見積による試算 |
※ 予備実証(2℃設定)では、DENBA有無による切花品質の明らかな差は確認されなかった。差が出たのは品種間(シュガーベイブ桃色>ノバラックス黄色)。→ 低温域(1℃・0℃)での再検証を前提に、現時点の第一候補として位置づける。
予備実証(2025年2〜3月・21日間・2℃設定)ではDENBA有無で切花品質の明らかな差は見られなかった。その事実を起点に「1℃・0℃のより低温域」を残課題として再設計し、本実証は産地保管・消費地棚持ち・荷受側の3段でR7.12〜R10.3に検証する。
| 条件 | 内容 |
|---|---|
| 対象品種 | グラジオラス/テッポウユリ |
| 比較区 | DENBA有り(箱・バケツ)/無し(箱・バケツ)計4区 |
| 温度設定 | 2℃ |
※ 品種間差は確認(シュガーベイブ〈桃色〉>ノバラックス〈黄色〉)
→ 残課題:1℃・0℃のより低温域での品質確認
※「有意差なし→条件再設計」も含め、そのまま記録する。それが本カルテの診断姿勢である。
診断で整理した課題と数値は、そのまま補助事業の申請根拠になる。本件は食料システム法に基づく流通合理化事業活動計画として、2026年1月に農林水産省の認定を取得した。
| 書類 | 内容 |
|---|---|
| 活動計画 | 流通合理化事業活動計画(認定書類一式) |
| 課題提案書 | 物流生産性向上推進事業への課題提案書 |
| 経費内訳 | 実証事業の費目別内訳書 |
| 目標値設定 | 積載数・出荷日量など KPI の設定根拠 |
| 見積一覧 | コンテナリース・日持ち試験 ほか各種見積 |
| 実証写真記録 | 16頁(別添)※本頁には非掲載 |
※ 実証写真記録16頁(別添)より。撮影原本は印刷物のため画質が低く、本カルテ本体には直接埋め込んでいない。
食料システム法に基づく
流通合理化事業活動計画
認定取得(2026年1月・農林水産省)
物流生産性向上推進事業への課題提案書作成支援
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| コンテナリース代 | 10,265千円 |
| 日持ち試験 | 659千円 |
| 実証委託費 | 2,750千円 |
※ 上表は認定計画の事業経費規模(千円単位・3費目)。別途、本診断に用いた個別実証費用一式は約102万円(別スコープ)
産地・市場・荷受・技術・事務局を横断する実証は、誰が何に責任を持つかを着手前に一枚で固定する。関係者の役割を実証タスクごとにRACIで割り付けて動かす。
| 実証タスク | 事務局 (A島花き流通合理化実証協議会) |
産地2団体 (A島JA/A島花き農協) |
DENBA (鮮度保持技術) |
消費地/荷受市場 (C社/D社) |
HiDax (診断・実証設計) |
|---|---|---|---|---|---|
| 産地保管実証 鮮度保持期間 約5日の延伸幅を検証 |
A | R | C | I | C |
| 鮮度維持検証 消費地C社での棚持ち・日持ち試験 |
A | I | C | R | C |
| 荷受側検証 D社での荷受後保管延伸・販売ロス削減の定量化 |
A | I | I | R | C |
| 温度記録 温度ロガー設置・全区間の温度データ取得 |
I | C | C | C | RA |
| 申請書類作成 活動計画・課題提案書・経費内訳など申請書類一式 |
A | C | I | I | R |
現場写真・温度記録・運賃表・出荷実績を1冊のカルテに変える仕組みを、そのまま3ステップの商品として提供する。金額は本サンプル制作時点の仮説価格。
| ステップ | 内容 | 料金(税別) |
|---|---|---|
| STEP 1 物流簡易診断 |
現場写真・出荷実績・運賃表をもとにフロー可視化と課題整理。温度ロガー貸出込み(温度の実測データが無い産地でも、そのまま着手できます)。 | 11万円 〜 22万円 |
| STEP 2 改善設計・実証計画 |
改善案の概算効果、鮮度保持技術の導入候補比較、実証実験計画、補助事業転用パッケージの作成まで一式。 | 55万円 〜 150万円 |
| STEP 3 月次モニタリング |
出荷実績・温度データを継続チェックし、KPI(積載数・出荷日量など)の推移を定点観測。 | 月 5万円 〜 15万円 |
| オプション | 鮮度保持設備(DENBA 等)導入支援/補助事業申請支援/共同物流プロジェクト組成 | 個別見積 |
※ 上記は仮説価格(すべて税別)。案件規模・診断範囲により変動する。3社限定実証の特別条件は個別にご案内します。
現場写真・温度記録・運賃表・出荷実績——この4点を預けていただければ、産地ごとに本サンプルと同じ「産地物流・鮮度保持カルテ」を作成する。まずはSTEP1の物流簡易診断から始められる。
| 募集要項 | 内容 |
|---|---|
| 対象 | 産地・生産者団体・物流事業者・自治体 |
| 優先条件 | 現場写真・温度記録・運賃表・出荷実績など「投入物」を持ち寄れること(温度記録が無い場合はSTEP1で温度ロガーを貸出) |
| 進め方 | STEP1 物流簡易診断(11万〜22万円・税別)から着手し、結果を見てSTEP2以降を判断 |
| 3社限定の条件 | 個別にご案内します(価格優遇・実証費一部負担 等を想定) |
| 募集締切 | 随時受付(3社に達し次第終了) |
※ STEP1〜3の内容・料金は前ページ「診断メニューと料金」を参照。数字は本カルテ内の確定値のみ使用

花き市場に並ぶ切花(写真はイメージです)
FreshRoute診断のご相談・実証3社枠のお申し込みは、HiDax合同会社まで承ります。
まずは、手元の出荷実績と運賃表を見せてほしい。診断の入り口は、そこから始まります。
※ 本カルテは実案件データ(匿名化済み)に基づく診断サンプルです。掲載の数値・料金は実案件および試算に基づくものであり、貴社の診断結果を保証するものではありません。